2020.10.8
cimai

今日も記事をご覧いただき、ありがとうございます。
管理人の「たかはし しゅんすけ」です。「埼玉カフェ図鑑」では、埼玉県内の「居心地のよいカフェ」を紹介しております。
ぜひ、お楽しみください!
はじめに
突然ですが、あなたはイーストと天然酵母の違いについてご存知ですか。
- 「なんか天然酵母の方がよさそう」
- 「イーストは人工物なのかな?」
確かに、天然酵母の語感から、イーストが人工物であるかのように感じてしまいますが、「イースト = 酵母(微生物)」であることから、イーストは人工物ではありません。
むしろ、天然酵母もまた、イーストなのです。
両者の特徴は、以下の通り。
イーストが、パン作りに適した単種の微生物を人工的に培養するのに対し、天然酵母は、果物や穀物などに付着する複数の微生物を採取し培養します。
天然酵母が好まれる理由のひとつは、付着していた果実や穀物の違いによって、個性のことなる味や風味を楽しめること。
一方、イーストにもメリットが存在します。
人工的に培養されたイーストは、発酵力が強く、ふんわりとしたパン作りに適することがあるのです。
ちなみに、天然酵母は、じっくり発酵させる、ハードなパンに用いられることが多いです。
両者の違いを知ることで、パン選びを、より楽しいものにしたいですね。
今回紹介させていただくのは「cimai(シマイ)」。店名のとおり、姉妹が営むベーカリーは、お姉さんが天然酵母のパンを、妹さんがイーストのパンを作ります。
おおよその焼きあがり時間が決まっており、12時ごろにイーストのパンが、15時ごろに天然酵母のパンが、店頭に並びます。
時間帯によって変わるディスプレイの表情を楽しむのもよし、お取りおきで、確実に購入するのもよしの、ワクワク感のあるベーカリーです。
埼玉のベーカリーを代表する、パン好きからの評価が高い有名店で、イートインを楽しませていただきました。
カフェについて

「cimai(シマイ)」は、幸手駅東口から徒歩25分のベーカリー。少し距離があるため、車での訪店がオススメです。
店舗正面の左手に、専用駐車場があります。
ちなみに「cimai(シマイ)」は、以前当ブログで紹介させていただいた「ffee&co. the coffee shop」と同じ通り沿いに位置します。
「ffee&co. the coffee shop」は「cimai(シマイ)」の店舗脇で移動販売を行っていたことがあり、両店の関係は深いよう。
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店舗の外観は、まるでサロンやパティスリーのように洗練されています。
外観からも伝わってくる、ヴィンテージな世界観がとてもかわいい!

いよいよ店内へ。
「うっわ、いい匂い!」
店中に広がる芳ばしい香りがたまりません。スーパーのベーカリーより、濃密で明るい印象の香りです。
写真は、平日の15時ごろ、店頭に並べられたパンの様子です。すでに、天然酵母のパンも焼き上がっているよう。

店内のテーブルや照明も、ヴィンテージな雰囲気で統一されています。とてもステキです。

パンの他にも、あんや塩バターキャラメルなどの物販も行っています。
そのままでもおいしいのに、なんて贅沢!

お取りおきのパンでしょうか。
パンのお取りおきなんて、私にとっては経験のないこと。
おいしいパンが、地元の方の生活にいろどりを与えているようです。
メニューについて
訪店時(15時ごろ)に並んでいたパンは、以下の通りです。
イーストでお作りしたパン(12:00〜)
- blanc
- 玄米blanc
- 玄米マフィン
- バターロール
- カンパーニュ
- キッシュ
- あんぱん
天然酵母でお作りしたパン(14:45〜)
- 黒糖くるみ
- フルーツパン
- かぼちゃケーキ
カフェメニュー
- コーヒー
- アイスコーヒー
- カフェオレ
- 三年番茶
- 紅茶
- 梅ジュース・うめソーダ
- 梅豆乳
- レモンスカッシュ
- みかんジュース
- コーヒーフロート
- 厚切りバタートースト
- カリカリチーズトースト
今回は、かぼちゃケーキ、黒糖くるみ、カフェオレを注文させていただきました。

まずは、かぼちゃケーキです。
イートインでいただく際は、ディスプレイされているパンが、お皿に移しかえられ、運ばれてきます。
お皿がとてもかわいい!
かぼちゃケーキは、天然酵母のパン。しっとりとした食感と、かぼちゃ本来の甘さを味わえます。
天然酵母の独特な風味も手伝って、生地に旨みが染み込んでいるような、味わい深い印象を受けました。

続いて、黒糖くるみです。
パンの表面の「カリッ」とした食感と、中の「もちっ」とした食感がたまりません。中は、むしろ「ねっとり」と表現したいくらいの食感です。
これも、じっくり発酵させる天然酵母の特徴なのでしょうか。
「ねっとり」とした黒糖生地は、コクのある甘さで、濃厚な味わい。
そこに練りこまれる、たっぷりのくるみは、食感にリズムを与えてくれます。
こんな生感のある食感を、ハード系のパンで味わえるのかと感動してしまいました。
とてもオススメです!

さいごに、カフェオレです。
カップが、めちゃくちゃかわいいです!
カフェオレは、ミルク感のつよい、マイルドなものを想像していたのですが、意外にもコーヒーの濃さを感じます。
カフェらしい、本格的な味わいです。
まとめ
黒糖くるみの食感に感動しつつ、それ以上に驚いたことは、イートインで、パンをいただいて帰るまで、店内のお客さんが1度も途切れなかったこと。
入店制限のなか、お店の外で待つお客さんが、常に入れ替わりで入ってくるのです。
お取りおきのお客さんもちらほら。食パンを何斤も買うお父さんが印象的でした。
地元の方にとって、なくてはならないベーカリーであると同時に、遠方からでも訪れたい、埼玉を代表するベーカリーであることを、実感しました!
こちらのカフェは、こんな方にオススメです。

- パンが好き
- ヴィンテージな雰囲気が好き
- 有名店の味を楽しみたい
ありがとうございました!
アクセス
- 最寄駅:幸手駅
- 駐車場:あり
- 定休日:不定休(事前にご確認ください)
- ホームページへ
- Instagramへ
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